ちびタン永眠

ちびタンが逝ってしまった。
半月前いつも居る場所ではない所でじっとして動かないことがあった。
体がちょっと熱かったので、単なる風邪なら良いねと家族で心配した。
翌日、ちびタンはまた前のように動き出した。やはり風邪だったのかねとすこし安心していた。
ところが、やはりおかしかったのだ。
上がれていた段差が上がれなくなり、鼓動がゆっくりになり、どうも様子がおかしい。
もう寿命なのかもしれなかった。
それでも、そこそこ動き回っていたので、このまま持ちこたえて欲しいと家族で見守った。
ちびタンがものすごく愛おしかった。
昨夜、ちびタンがなかなかケージを齧りに来ないのだ。
まだ寝ているのかと思って呼んでみたが音がしない。ふと見ると給水ポットの下で全く動きのないちびタンがいた。
とうとうその日が来てしまったと直感した。
体はもう冷たくなりかけていた。
今日、ちょろタンの墓の隣に、ちびタンの墓を造り、土に帰した。
目に入れても痛くないくらい、あんなに愛おしかったのに、もう最後だと思うと悲しかった。
ちびタンは生き抜いたのだ。そして思い出をいっぱい残してくれたのだ。
ちびタンが生まれ変わったら、また会いたいよ。


元気な頃のちびタン。呼ぶと出てきました。