こんな計画停電は酷い!〜非効率な計画停電と停電格差〜

やむを得ない計画停電だが、そのやり方が酷い。
第一に、
計画表は単に順番にグループを並べて表にしただけのもので、実際には前日夜あるいは当日でないと停電するかが判らない。
計画停電でも、最大限の営みをしようと努力している訳だが、このような不定な停電には閉口する。いくら停電が見送りになったからといって、予定は立たないのだ。
停電の不安に加え、停電実行されるかどうかの不安も大きく、計画表通りに停電実行した方が合理的。


第二に、
電力需要が逼迫した時のみ、停電計画表に該当しているグループの停電が実行されるというやり方だから、当然の結果として、グループ間で停電回数にかなりの差が出ている。
停電の不満に加え、停電格差の不満も大きい。
確かに需要が逼迫していなければ停電の必要はない訳だが、少なくとも、停電を真の輪番制にすれば、停電格差の不満は無い。


第三に、
東京23区や一部地域では計画対象外になっているという地域格差。ここまで来るともう輪番ではない。


東電が公式に停電地域マップを出してくれると判りやすいのだが、出せば地域格差が一目瞭然となって不満が爆発してしまうから出せないのだろう。
Googleから判りやすい停電マップが公開されている。これで見ると、停電実行の有無や地域がかなり偏っていることが判る。
http://teidenjapan.appspot.com/



結局、現状の方式では、輪番というには疑問が残るし、停電が実行されるのが判るのが早くても前日ということだから、計画表なんて全くの無意味、少なくとも完全な輪番制にすべきだ。
最初から計画どおりの停電を実行した方がよほど合理的だと思うのは自分だけではないはずだ。