社長の姿勢・営業の姿勢

いまだ解決がつかない社長との関係。しかしこのところ社長の態度が変なのだ。発言する本人の意志が無い、本心かどうか、いわされている風に感じることが多いのだ。


仕事をしたにもかかわらず、営業の怠慢?で請求漏れが多数あったのだが、なんと社長が私に対して「仕事が完了したら○○さん(経理の女性)に納品書を発行するように言ってくれないか」と言うのである。しかも午礼等の場で言うのならまだしも、(ムダ)話のついでといったところだ。
私はすべての仕事に関わっているはずもなく、制作を通さないものまである。さすがにそれは無理だろうし、第一、納品書は本来営業がやるべきものであり、部外者にそれをやらせるのは筋道が通らないではないか。
私は社長に、それをやる余裕は無いし、本来営業がやるべき仕事、やる積もりはないと返事をして、もし請求漏れを防ぐために確実に納品書の発行をするのなら、午礼等社員の前で「営業は必ず納品書を発行しなさい」とトップダウン指示してやらせるべきだと言っておいた。
で、午礼なのだが一向にトップダウンが無い。その午礼で私が「社長、なにか言うことはないですか?」と言っても「ありません」なのだ。
とうとう社長に「トップダウンで納品書発行と言って呉れませんでしたね」と言ったら、翌日午礼で「納品書発行」とトップダウンがあった。しかしその後、納品書ちゃんと発行しているかのチェックをしている様子もなく、営業への確認もない、私が言えと言ったから“言ってみた”のだろうか。
第一、営業ならノルマ達成するべく、少しでも請求書を掻き集めて実績を積み上げる必要があるはずではないか。つまりこの会社には、業績を伸ばそうという土壌がないらしい。これではモチベーションが上がるわけがない。


今日は社長と営業部とで“例の”営業会議をやっている。(私は自分の仕事をしていたのだが側でやってるので聞こえてくるのだ)なんと営業から呆れる発言が出てきた。
社長:「経理部から、請求書は打ち間違いがないか必ず確認して顧客に渡してください。」との依頼に対し
営業:「入力を間違えるのは経理、しかもよく間違える。経理の間違いをなんでこっちが見なきゃならんのか!仕事ばっかり増えるじゃないか!」
営業が全く知らない内容に対しての発言なら理解できる。が、しかし請求書は営業が発行指示をかけて経理に入力させるのだ。つまり、営業はよくわかっている内容であり、逆に経理はすべてわかっている内容とは限らないのだ。
当然、経理としても確認して営業に渡している筈で(でも間違いがある)、それを内容が分かっている営業が確認するのは当たり前ではないか。しかも、ものの1分もあれば確認できるではないか。
そして、社長はその発言に対して諭そうともしないし、営業の中でもそれは違うという者もいない。


どうも社長の考えている会社、社員育成、お手本としての社長の態度、狂っているとしか言いようがない。
社員に対して競争させる、成果に対し報酬を与えるといったことをしない限り、この会社の発展はありえない。