退職願を提出

昼過ぎに提出、かくもすればドロップアウトしてしまいかねないこの無謀とも言える行動に体中が震えた。が、それは恐怖とか不安からくるものでは決してなく、武者震いのように、自分を奮い立たせるものだったに違いない。
社長の態度は意外にも冷静だったが、現実逃避しているのか、言い訳をならべては、事を先送りしているように感じる。これこそが社長の弱い部分であり、目標を見えにくくしている一因なのだ。
いずれにせよ、一区切りつけた安堵て、気が楽になった。