AK-3の音を聞きに武蔵丘へ行く。

今、ある件が重要な時期で、趣味などしていられないのだが、絶滅寸前のAK-3の音を聞きに武蔵丘の某電車フェスタに行く。



飯能より無料送迎バスを利用するが、乗車するために長蛇の列に並んだり、道が渋滞していて、駅から会場まで40分くらいかかる。
山を切り開いた武蔵丘車輌研修場だから道が1本しかなく仕方が無い。


エアコンプレッサー「AK-3」は、旧型国電の標準品(設計は昭和初期?)であり、西武では近年まで多用されていたものだが、搭載車輌の廃車や新型CPへの装換で急速に数を減らし、とうとう消滅してしまった。
西武701系が譲渡された流鉄でも、今年4月末「なの花」が引退し、とうとうAK-3の音を近場で聞くことができるのはこの電車フェスタだけになってしまった。
ここもいずれは展示しなくなる可能性があるわけで、聞くことができるうちに見学しておこうと思う。



このフェスタは工場内にブースや屋台、休憩場が設けられていて、展示物が少なめの印象がある。
しかしながら、電動カム軸の作動実演やAK-3の作動実演など、なかなか楽しめる。
ミクリの某ファンフェスタは屋外敷地に各社ブース、屋台が並んでいて、工場内も展示でいっぱいだが、D-3-FRなどCP作動実演をぜひ行って欲しい、もう数えるほどしか稼働していない訳だし。
また、コアなファンというより沿線民が多いのだろうか、小さい子供の居る家族連れが目立つ。



目的の、AK-3の作動と、電動カム軸の作動を収録。
AK-3はもう少し作動時間を長くして欲しいし、側でスクリューCPも作動実演していて、双方の音が混じってしまうのが惜しい。
AK-3電動機

AK-3シリンダ機構

AK-3シリンダギア

AK-3作動音


帰りのバスも、長蛇の列と道路混雑で、駅まで小一時間かかる。
帰りは、飯能より東飯能へ歩き、八高・川越線経由ルートで帰途につく。