ホームレス作家

この本は凄い。下手なサスペンスの恐怖感緊張感や心霊物の恐怖感とは全く異なる恐ろしさだ。
収入が途絶えると瞬く間に平均台から落ち、再び平均台の上に上がることが困難を極めるのである。
そのようなホームレスとなった著者が自分を見つめ直す、その心境がリアルに伝わってくる。
この世の中は、だれでも一歩間違えば平均台から落ちてしまうという世の中であり、または24時間動き続けている世の中なのだ。われわれは見ることの出来ない、見ようとしない真実がある、そして見ているのは、その裏側の外見だけの世界にすぎなかったのだ。

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