仕事が遅い

仕事が遅いヤシは、大概、回覧物を回したり、頼まれたことをやったりするのも遅い。
なのに不思議と、
・電話が鳴れば一目散に受け、
・第三者の仕事の問題の解決に手を貸し*1
・勤務中仕事に関係ない話題で盛り上がり、
・新しいことに首を突っ込み*2
・いつも忙しそうにしていて、
・あちこちにやりかけの仕事がころがり、
・手掛けている仕事はいつも超タイトな納期とギリギリのコスト、
・その日にやるべき仕事を翌日に延ばし、
・で、毎日夜遅くまで残業だなぁ…
つまりは仕事のムダが多い訳で、本人自身も何で俺だけ苦労するのかと思っている筈なのだ。
そして周りの者がこれに巻き込まれたりすることになる。
性格も人も良い人なんだけどな…。


そもそもの問題は、本人/上司/社長ともこのムダの存在に気づいていないことなのだ。当然このムダの原因がどこにあるのかという認識も全くない。もし気づいているなら、夜になって3回目に得意先に出かけてゆくのを「ごくろうさん!」とは見送らないだろう。「こんな遅くに出かけるのはどういう訳だ?1回で済む方法はなかったのか?」とか問いただす筈だ。


仕事が遅くても、少なくとも問題を認識してそれを改めるよう努力しているならばまだ救われるというもの。
本人/上司/社長ともども問題の認識がないという事こそ、真の問題だと思うが…。

*1:首を突っ込む、と表現したほうが適当か。

*2:かといって生産性を上げるべく、それを実行するわけではない。