○ツミのPT48と自作パンタグラフ記事

○ツミのHO、知らない間に車種がずいぶん増えた。しかも今度は東武5700系が予定されているという。
東武1800系と8000系更新車、長電ゆけむり1000系、阪急8000系小田急RSE20000形、JR西321系…凄すぎるーのではない!
これらは下枠交差形PT48系やそれと同じ寸法とおぼしきWPS27Dなのだが、やはりディテールが違うのだ。


以前、大金をはたいて○ツミの東武8000系2コテを購入した。
購入前、8000系用のパンタグラフが新設計になると聞いたので、実車Nゲージの写真を見せながら当時発売中のPT48がディテールが違う:上枠が小さいことを提言しスケールどおり造作してほしと希望を出した。
店員の方は実車図面どおりに作っていますからまちがいない、ということだ。
ところが購入時に確認するとやはりディテールは違って作られていた。新設計というのはシュー先端が1本にまとまっているもののことだったのか。
店員の方に再度、実車Nゲージの写真を見せたところ、「下枠も上枠も図面寸法どおりのはずですが…あぁ下枠軸の間隔が違うのかな」とその違いを理解してくれたがもう遅い。結局、ディテールの違うPT48を付けた8000系がやってきた。
早速、実物*1とパンタの寸法とをチェックしたところ、確かに上枠も下枠もスケールどおりだが、店員の言ったとおり下枠軸間隔と下枠の軸周りの形状が違っていた。
この店員の方が結構物を見る目があっただけに余計に残念に思う。
こういうこだわりこそ、熱烈なファンを生むと思うのだが、他社(電鉄工房やムサシノモデル)を見習って欲しい。


半年くらい前、古いTMS-397号で阪急6300系制作記にPT48自作の記事を見た。もう30年近くも前にこの精巧さというのにも驚きだが、そのPT48が最高のディテールなのだ。が、肝心の作成方法は載っておらず、TMS-388号(1980年6月号)近鉄ビスタカーと同じ手法とあるだけだ。
そしてヤフオクでTMS-388号を見つけ落札。詳しく書かれてはいないものの、その手法が記載されていた。かなり根気が要りそうだ。
なんとか自作して8000系のPT48を交換したい。

*1:運輸安全委員会のサイトの野田線列車火災事故報告書29ページに図面が出ている→http://araic.assistmicro.co.jp/railway/report/02-4-1.pdf