壁装10〜養生とパテ

先週壁紙剥がしをやった模擬家屋で実習。
まず入隅・出隅の張り込み。意外と大変だ。
スムーサーで空気を抜くようにすると、どうしても入隅にRが付いてしまうし、きちんと角を出すために壁紙を寄せるとシワが寄る。
出隅は比較的簡単にいくのだが、出隅の両側の入隅がまたやっかいで、一方の入隅の角を出すと他方の入隅にRが付いてなかなか仕上がりが良くない。
最近のゼネコンなどの現場では、耐震構造のために入隅にジョイントを持ってくるパターンが多く、こちらは結構綺麗に仕上がったと思う。助手の先生もこの方法で張っているそうだし。
ただ、練習した模擬家屋は、つまり何期もの生徒が練習してきた訳で、隅がかなりえぐれていて下地が良くない。スムーサーで押し付けると、クロス端がそのえぐれに入り込んで、黒っぽく却って目立つことになった。
まあ、一長一短ということだ。


↓入隅で張り込み


↓入隅にジョイント(下地が良くない)


↓入隅と出隅のある複雑形状


柱等の養生とパテ。
養生は施工する人の性格が出て笑える。
なんでここで止めちゃうのかなぁ、最後までやれょ。
パテは乾燥してしまうといけないので手早く1回で行うのだが、天井は塗りにくいし、補修する前に乾燥してしまい、却って凸凹になる。
パテをちょっと軟らかめにすると良いんじゃないかな。
それにしても皆結構塗りたくっている…と思ったら先生が一生懸命削ってやんのw
うちら何やってんだろ…。
今日は腕や顔にパテがたくさん付着したよ〜。