1/150スケール台車の軸距問題

現在、1/150スケールモデルの台車はその殆どが動力ユニットの標準軸距14mm?または16.3mm(実車で2100mmまたは2450mm)に合わせて制作されている。
このため、実車が軸距2200mm〜2400mmの台車については、多くのメーカーでは軸距のみ変更したり、軸距が合致するように台車全体が拡縮されていて、小ぶりに見えたり大きすぎる感じがしたりと、かなり悩ましい訳だ。


下記サイトでは東武8000系の各メーカーモデルの車高が高すぎるという観点でなぜ高く見えるか書かれていて、台車の大きさについても言及している。
「本当に車高が高いだけなのか?検証する」


東武8000系のFS-356台車は軸距2300mmで、1/150スケールでは15.3mmであるが、GM製やマイクロ製のものは軸距が14mm位と縮められ、両者とも全体的にスケールダウンしていて、どう見ても小ぶりに感じてしまう。全体のディテールが良いのが惜しまれる。
結局、以前製作した東武8000系は、イメージの損ない感が少ないFS-396を用いて後期車仕様とした。


折角ディテールに拘って製作している筈だから、もう少し実車のイメージに近いよう拘って欲しいところだ。
自分としては、あくまで軸距はスケール通りで正確に表現し、動力ユニットに対しては、軸距が違うために多少車輪がズレるのは仕方なしとしたい。その車輪のズレは、台車の軸距を弄って実車のイメージを損なうよりは影響が少ないと思うからである。
ともかく、今後のマイナーな軸距の製品化に期待したい。